昨日、某所にて200年住宅の話で盛り上がってしまいました。
・技術的には可能だが、お金が掛かる。
・建物が持ちこたえても、相続税が今のままでは相続できず、やっぱり壊す。
・基準基準法改正で景気を冷え込ませておきながら、200年住宅って・・・?
などです。
「200年住宅」は国の認定を多く絡めようとしている点に、良からぬ思惑がプンプンします。200年後に検証が出来ない点も難ありです。(福田首相は「200年というのはシンボルであり科学的な根拠はない」と言っているようですが、いいんでしょうか?誇大広告でJAROに通報されたりして)そして何よりも国土交通省の権益拡大という点が問題です。余計な税金使わないでほしいですねえ。
でも私も施主の方からRC造で依頼されたら「200年住宅の補助金の申請しましょう!」とか勧めてしまいそうです。いや、勧めるんでしょうね。
建物の耐久性が長くなることは大賛成です。私も、自分が携わった建物は、いつまでも残っていて欲しいです。しかしこの「200年住宅」、補助金の運用の仕方によってはかなり不公平な法制度になりかねません。
それよりも不動産取得税を安くする、廃止するなどして、建築本体により予算をかけられるようにしていただきたいものです。予算にゆとりが生まれれば、建物の寿命も長くなるのが普通だと思うのですが。
税金も 建物同様 シンプルいちばん
(とお役所風にまとめてみました)