パレスサイドビルのエントランス(入口)です。風除室のCH(天井高)は、わずか2200mmにまで抑えられ、とても良いスケール感です。

谷口吉生さんの国立博物館 法隆寺宝物館などもそうですが、このように低く抑えられたエントランスは実に上品な感じがします。そして、くぐり抜けた時には「パッ」と広がる感覚がしますが、とてもいいです。


この手摺のディテールも痺れます。主に直線で構成される建築の空間に対し、様々な曲線、素材を用いてデザインされた手摺が生き生きとしています。
右の奥は喫煙室です。こんな喫煙室だと、ちょっと吸ってみたくなります。


↓PCで造られたコアの内部です。

パレスサイドビルはエントランスのみならず、階高も低く抑えられています。それゆえ皇居のお濠を前にすると、水平線とよく調和し優美に見えるのでしょう。(写真がないですけど)
赤坂プリンスは階高が低いから「高級感がない」と判断され取り壊されるそうですが、その理由が寂しいですね。