都市で住宅を建てる時、いったいどのような予算配分にすればよいでしょうか。
一般的に、最初の土地購入の段階で色々と御苦労される方が多いと思いますが、それでも、建築に回す予算を充分確保することが非常に重要だと思われます。
敷地に対する先入観が強く、予算配分のバランスが崩れてしまうと
「南に道路がある敷地をやっと購入したものの、建築の予算を削ったため広さが不足し、床暖房も付けられなかった。1階の南の窓は、道路を歩く人の視線が気になり、1年中カーテンを閉めている」
などということになりかねません。
南に高い家が建っていても、敷地が不整形な形をしていても、設計を工夫することで明るく上質な住宅をつくることは可能です。予算の額によっては、ハウスメーカーや建売業者が嫌うような敷地を安く購入された方が、魅力的な住宅ができる場合もあります。
まずは必要最小限の床面積に見合った建築予算を想定し、残りの額で土地を購入されるのが良いと思われます。
ではいったい建築予算をどのように想定したら良いのか?これを一概に言うのは結構難しいのです。坪単価を高く想定すれば、およその希望は実現でき、造り付け家具もたくさん入れることが出来ます。では坪単価を低くしたら、良い家ができないのかというとそうでもありません。
この辺は家を建てる方の、好みなり考え方によってかなり揺れ動くものなのです。
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